働く目的は利益ではない?利益は単なる成績表?利益至上主義は会社を潰す?
- 2022.02.26
- 雑記
利益を出す事を会社の目的と考えている人は多い。経営者の中でも多いだろう。確かに利益を出さないと給料を払う事も出来ないし、株主に配当を払うことも出来ない。しかし、実際には日本の企業の中で利益を出して国に税金を収めている企業は2020年の調査によると33.9%に過ぎない。
ピーター・ドラッカーの著書「現代の経営」で彼はこう述べている。
「事業体とは何かを問われると、たいていの企業人は利益を得るための組織と答える。たいていの経済学者も同じように答える。この答えは間違いなだけではない。的はずれである」
的外れだとまで言っているが、ドラッカーは利益が要らない、重要でないと言っているのではなく、次のように言っている。
「会社の目的は理念や使命の実現であり、利益とは会社の事業が妥当性のある、正しいビジネスか否かを測る成績表のひとつであるということだ。利益は会社の行っている事業、あるいは事業のやり方(経営)が正しければ、きちんと出てくるし、間違っていれば出ない。
つまり、利益とは事業、経営の良し悪しの結果であって、利益を上げるために会社を経営すると考えるべきではないと」言っている。
利益を目的と考えた結果、どうなるかと言う事を簡単な例で言うと、利益の為なら平気で公害をまき散らす、コストを優先し化石燃料に偏る、環境に悪い設備を使い続けるといった事である。また、利益を目的と考えると、やがて利益至上主義、それも短期利益至上主義に陥る。
不正会計や粉飾決済事件、談合やサービス残業などを平気を行う企業なのども、利益を目的と勘違いした邪道経営者の行く末である。
企業を人に置き換えて、人が働く目的を考えてみる。そもそも働く事が目的ではない。お金の為ではあるが、お金が最終目的でもない。「お金があっても豊な人生が送れるとは限らない」し、「お金がなくても豊な人生を送っている人は一杯いる」
お金の為に働くのは邪道と考え働き方改革を行う。その場合まずは生き方改革を考える。楽しい人生を送る為には、仕事の時間は減らす必要がある。短時間で成果を上げなければならない。余暇が出来ればその時間を使って新たな事にチャレンジ出来る。
能力を開発し、別の収入源を得る事が出来るようになるかも知れない。今の時代、好きな事、楽しい事をやってお金を稼げる時代である。特技や趣味があれば、それだけで収入が得れる時代になっている。楽しんだ数だけ収入になる可能性もある。
お金の為に働くのではなく、やってる事が正しければそれがお金になる、またはお金がなくともそれなりに人生を楽しめる時代でもある。
仕事のやり方が正しければ成果は出る。出ないと言う事は間違っていると考えた方がよい。正しい事をやれば結果は必ず出る。評価も上がり、給料も上がる。ルール、方針、指示、期限等々を守った上でいかに成果を出すかを考えて行動すれば、それが働き方改革になり、生き方改革になる。
厚生労働省において、「ブラック企業の定義」として3つ考えれられている。
1.長時間労働・ハラスメントが状態化している。
2.残業代や手当の未払いなどの違法労働が行われている。
3.採用・離職が繰り返され社員が「使い捨て」状態になっている
3つ揃っている企業はどこにでもあるが、これは利益が会社の目的と考えている邪道経営者、若しくは「無能経営者が勘違いで経営している事が原因」と考えられるが、こういった会社で働く事は不幸でしかない。不幸になりたくない人はさっさと辞めていく。
なんやるとしては「会社は人のためにある」と言う考え方で、生き方改革、働き方改革を行いたい。ただ、生き方改革を行うには本人が人生の目的を間違えず、邪道従業員、無能従業員にならない必要がある。相当な意識の転換が必要なのは言うまでもないが、結局のところ、人生は楽しいか楽しくないか、その二つしかない。前者の人生を送りたいのならやる事を正しくやるしかない。
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